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告白。式場にビデオを頼んではいけない理由

人生で最も大事な1日にともいえる“結婚式”を残す為に、ビデオはしっかり撮ってくれるカメラマンに依頼したい事と思います。
プロに任せるのだからしっかり撮ってもらえるのは「当然」、、、と、安易に判断されるのはとても危険です。高額な値段であるに関わらず届けられたビデオを観てガッカリされる事、クレームが多いのがブライダルビデオ業界なのです。

結婚式撮影をするというとても幸せな仕事のはずなのに、ブライダルビデオ業界には残念で仕方がなくやるせない思いに感じる事があります。

私は14年結婚式の撮影を行ってきています。様々な立場で撮影をしてきました。
ホテルの専属業者として撮影をする場合は、ホテルの一員として。ブライダルビデオ制作会社の契約カメラマンとして撮影する場合は、その会社の人間として撮影します。またその場合も、そのビデオ会社が受託している会場のカメラマンという立場で撮影を行ってきました。

そうしてきた中で「当然」と思われているものが「当然」ではないという事、結婚するお2人がプロのビデオカメラマンとして求められてる「当然」の事に対して、撮影する側がズレている、信じられないような事、状況を目の当たりにしてきています。

もしこれから結婚するお2人が、より良いビデオをお求めであるならば、選択する際に重要なポイントは「料金の高さ」でなく、「機材の良し悪し」でなく、「ホームページの見た目」ではなく、「式場に言われるまま」でなく「カメラマンの技術と姿勢」をみて探してください。

その理由はなぜか?ここに書くのは表では語られる事のない、結婚式撮影における告白です。



私は結婚式のビデオ撮影で「素敵な一日の感動を、永遠に残したい、伝えたい」そういう気持ちで撮っています。
お二人の「かけがえのない結婚式」をDVDにする。その一日に至るまでの二人の歴史、家族との歴史、その場に参加してくれる人たちとの絆、全てがそこに集約したのが結婚式であり、結婚式を撮影するということは2人の人生の物語が映ります。お届けするのはただの記録ではなく「物語」といっても過言ではないと私は考えています。

しかし…ホテルの一員として、ビデオ会社からお届けするのは「商品」です。
その商品を作るカメラマンに求められることは「物語」を映すことではありません。


「いかにクレームの来ない商品を、安定して撮影するか」という事が一番大事です。
「リスクを負ってベストショットを撮る必要はなく、機械的に安全な映像を映す事に専念しなさい」です。
クレームのこない映像は、新郎新婦にとって最高の映像と同じものではありません。
ただ映っていてただ記録されていれば良いという考えです。

またビデオにもランク付け(ランクによって値段が変わる)が設定してる結婚式会場も過去にありました。
そこでは商品に差がつくので、悪い言い方でいえば「これくらいでイイ」「余計な事はするな」とあえて撮影技術の質を悪くするような指示を受けた事がありました。そのことはカメラマンの個性を失くすという事で、誰が撮っても同じようにしなさいと、質の標準を低く設定するものでした。



一流ホテルにもホテルと提携している業者があり、専属会場はなくとも様々な会場と提携業務しているのが多くのビデオ業者。
その世界において業者が気にしているのが「提携式場のプランナーさんに嫌われたら提携の契約が切れる」ということです。気を使いビクビクしてる、言いなりになっている状況があります。

最もやるせない気持ちになるのが、結婚する二人の為に撮っているはずのビデオが、「プランナー」に向けたビデオにさせられているという本末転倒な事が起こっているという事実です。

例えば以前委託業務でとある会社の撮影編集を行っていた時、修正依頼がきました。

そのシーンは集合写真を撮っていた時の事。
どうしても泣いてしまう赤ちゃんがいたので、写真のカメラマンが「プープー」と音の鳴るおもちゃを使って赤ちゃんの気を引き音の鳴る方(カメラの方)に向かせようとした時、ドッと集合していた人たちのやさしい笑い声が湧き、幸せな空気が生まれました。
しかし、そのおもちゃを鳴らす前に、ある一人の会場スタッフがビデオカメラの前をサッと横切りました。
ビデオ会社からきた修正の指示は「映像はそのスタッフが横切る前でカットしてください。」と。

正直なところ、スタッフが横切りましたが気になっておりませんでした(横切らない方がいいですが)。そういう事は結婚式の中で、状況により多々起こってしまう仕方のないことです。
そしてその修正は新郎新婦よりクレームをもらったという話ではありません。その編集をチェックした人の判断であり指示です。
そのチェックした人がなぜそこをカットするよう指示したか?

それはプランナーから「もしかすれば突っ込まれてしまうかもしれない」という要因のある箇所がないかを過剰なまでに神経質な目でチェックしているからです。またスタッフが横切るという事は映像にとってはスタッフ(プランナー側)がとってしまった「ミス」になるから。

でもそのシーンで大事なところは、皆が幸せに笑ったあの瞬間、プープーと鳴るおもちゃと赤ちゃんのエピソードです。
そこを失くしてしまっても「集合写真」シーンとしては間違いないですが、ただの集合写真の記録です。「集合写真」を撮る事によって起こったドラマを残す事が大事だと私は思います。

このように編集のチェックは、結婚するお2人目線ではなく、完全にプランナー目線であり、粗さがしのようなチェックが行われていると感じる事が度々ありました。



また別の出来事ではこんなことがありました。

フラワーシャワーの中に、お二人がこだわりのある色の花びらを混ぜてほしいという要望が事前にありました。
しかしその花びらをプランナーさんは混ぜて入れるのを忘れてしまいました。
2人にとってはわざわざお願いしたこだわり。
しかし実際には入っていなかったわけです。

そこでビデオを撮影した私に依頼がきました。
「フラワーシャワーでアップになる映像、花びらがわかるような映像は使わないでほしい」と。
ゲストが掌にのせた花びらの映像などは削除させられてしまいました。
この件で憤りを感じたのは、映像が操作されるということではなく、「入れ忘れた」という事実をなかった事にした事です。
たしかに混ぜられる花びらはわずかなもので、入っていなかったとしても、元々ゲストの方達は入っている事は知らない事です。
あえて入れ忘れたという事実を言わなくても、結婚した本人が入れ忘れられていた事に気付いておらず、入っていたと思ってさえいれば誰も傷つかないという判断をされたのかもしれません。そして「証拠」となる映像さえわからなければ問題はないと編集の指示がくるのです。



このページで書いているような事をおかしいと気づいているカメラマンはたくさんいます。
しかしその数を超えて気づいていない、また気づこうとしないカメラマン、式場提携業者が多いのが現状です。

のびのびと幸せを感じながら、結婚するお二人の為に撮影したいはずなのに、ミスしないようにという事ばかり、修正がこないように、クレームがこないようにという気持ちで、いつの間にかプランナーの為に撮影せざるをえない、そんな現状が確実に蔓延しています。

そうして求められる責任感は大きいのに、カメラマンに与えられる報酬は少なく、やるせない気持ちのまま続けられなくなり、ブライダルカメラマンは長続きをしません。そんな使い捨ての様な状況が続く為、カメラマンの教育など成り立つ事はなく、ブライダルビデオ業界全体に質や技術は高まる事はないのです。


真の結婚式カメラマンとは自分の撮影する「信念」と「スタイル」を持って、感動を感じながら結婚式を撮影するカメラマンです。
ただ雇われて、仕事としているから「プロ」というのは、本当の意味でプロフェショナルではありません。






※ブライダルビデオサービス【青春組立式キット】の結婚式撮影の詳細はコチラ(青春組立式キットTOP)よりご覧ください。

結婚式撮影歴14年のプロフェッショナルカメラマン井村征爾が1日1組様限定で撮影に伺います。お気軽にお声をかけてください。


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